タイトルなし

桑原 敏通(くわはら・としみち)

私の作品は厳密にはアートではないと思っています。自分では「針金細工」と表現しています。その違いは自分が表現したいモノを作っているのではなく、人が良いなと思うモノを作っていることとの差だと、自分では思っています。何の取柄もないこのハゲ親父がペンチを握り、針金細工を作り、人に見せると、たまにですが「凄い」と言われリアル「いいね!」を貰えます。ただ、そのことが嬉しくて、一体何を作れば人に褒められるのだろうかと、「日々研鑽」しています。そして、後は手にされた人の家で、一日でも長くその姿を保つように、1ミリでも太い針金で、より頑丈な針金細工を作ることを心掛けています。こんな私の作品ですが、アートだと言って頂けましたら大変嬉しく思います。

文・桑原敏通(カプカプクラムポン)