2月23日(日)メートプラザ佐賀にて「第3回スター発掘プロジェクトin佐賀」を開催しました。
歌う!踊る!奏でる!演じる!
パフォーマーと観客が一体となって表現を楽しむ、自由で広々としたステージ。
障がいがあってもなくても、人前でパフォーマンスして楽しませたい人、大集合!
あわせて58名が集まり、多種多様なパフォーマンスを楽しみました。
・スター発掘プロジェクトを振り返って
新型コロナウイルスによる感染のリスクが高まってきた2月下旬の開催で、実際に開催できたことは本当に嬉しかったし、安心しました。今年で3回目。出演者・団体の数としても昨年度を大きく上回っただけでなく、障害有り無し半々、年齢も11歳から62歳と幅広く参加していただきました。ステージ演目も、ダンスや楽器演奏、音楽と空手をミックスしたパフォーマンスやアカペラ演劇、高校生たちによる即興演劇とこちらも多種多様でした。出演していただいた方の半数以上が、身体表現ワークショップの参加者でした。ワークショップで、魅力を見つける視点を身につけて、自分たちの周りにいる表現者を見出してきた流れが活かされました。
今回は、それぞれの演目にコメントをつける評論者をお願いしました。音楽家や学芸員やデザイナー、弁護士もそのコメンテーターになっていただき、それぞれの視点で斬新な評論をしていただきました。上手下手ではなく、どこにインパクトがあったか、自分の専門の視点から見るとこんな発見があったといった、ポジティブで多面的な評論をしていただくことで、観客と出演者が有機的につながったと思います。このプロジェクトは、始める前から「のど自慢の予選会」をイメージして企画してきました。
今回は、実に企画した時のイメージに近かったと感じています。本事業のアンケートに、「お気に入りの作家、作品はありますか」という問いがありまして、美術などの部門ではかなり「いる」との回答が多くなってきました。ここが、身体表現を含めたパフォーマンス部門の大きな課題だと思っています。いわゆる「推し」が生まれてくるような取り組みを今後企画していきたいと思います。
――講師 小松原修(ドラマディレクター/うれしの特別支援学校)
当日ご参加いただいた方、新型ウィルスの影響を考慮して参加を辞退された方も含め、本プロジェクトにご協力いただいたみなさまに心から感謝いたします。
令和二年度もどうぞよろしくお願いいたします。 SANC