がばいアーティストたちvol.2 これ誰が描いたの?
アートとしか言いようのないものをTシャツにしてみました。
「〇〇な展覧会を一緒に作りませんか?」に参加した実行委員会により形になった展覧会。
県内外30名の“がばいアーティストたち”の作品を、Tシャツをキャンバスにして展示しました。
県内最大規模のショッピングモール「ゆめタウン佐賀」のセントラルコートにて開催。
会期中、ゆめタウン佐賀を訪れた多くの方に作品を見てもらえる機会となりました。
出展作家:松家 葵/西村 明日香/中山 大芸/瀬戸口 楓子/江口 隼人/草場 宏和/溝口 裕仁
末次 順一/飛石 一成/橋富 和也/室園 真由美/三原 三代子/ナコリ・マリア・インマクラータ
尾鷲 直治/中川 夏美/前田 涼/牛島 伶/堤 さとみ/井村 真一郎/鹿島 新次/河島 晋作
松本 翔平/原 貴史/延 貴幸/貞包 智美/吉岡 翼/末廣 大翔/西村 嘉浩/江口 嘉子/松尾 愛徳
アドバイザー:柳健司(美術家/佐賀大学芸術地域デザイン学部教授)
花田伸一(キュレーター/佐賀大学芸術地域デザイン学部准教授)
「がばいアーティストたち」-共同体と市場の中間領域
昨年度に引き続き今年度も「がばいアーティストたち」展を開催する運びとなりました。展示方法は昨年と同じく作品をTシャツにプリントして見てもらうようにしています。その際、周りの空間から完全に区切るのではなく自然と溶け込むように工夫する点、コトバによる説明を減らしてまずは色・形などの造形から味わってもらうという点も昨年と同じです。
昨年から変化したところは、参加人数が増えた点と、展示場所に「ライヴ」性を持ち込んだ点です。“ライヴ性を持ち込む”ために具体的には、作者が制作している様子をビデオに撮ってもらい、集まった映像を繋げて展示会場で見てもらえるようにしました。
さて、ここで作品と作者の関わりに注目してみましょう。作品と作者は結びつけて見るべきでしょうか、それとも切り離して見るべきでしょうか。前者では作者優位となって“共同体”らしさがより強まり、後者では作品優位となって“市場”らしさがより強まるでしょう。
この展覧会場では“共同体”と“市場”の両方が共存しています。このバランスの取り具合はなかなか難しいところですが、どちらか一方に振り切ってしまうのではなく、その中間領域のあり方を社会全体で丁寧に探り続けることが肝要なのだと思います。
-「がばいアーティストたち」展アドバイザー
花田伸一(キュレーター/佐賀大学芸術地域デザイン学部准教授)
会期中ご来場いただいたみなさま、セントラルコートを通られたみなさま、
開催にあたりご協力いただいたみなさま、誠にありがとうございました。
がばいアーティストたちvol.2 これ誰が描いたの? アートとしか言いようのないものをTシャツにしてみました。 会期:2020年2月16日(日)ー19日(水) 会場:ゆめタウン佐賀 1階 セントラルコート 補助:令和1年度 佐賀県障害者芸術文化活動普及支援事業 協力:株式会社イズミ/ゆめタウン佐賀 企画・運営:がばいアーティストたち実行委員会 後援:サガテレビ/佐賀新聞社/社会福祉法人 佐賀県社会福祉協議会 会場設営協力:嶋立久人(Shim@Design Lab.)/ 大昌工芸株式会社 Special Thanks:佐賀大学芸術地域デザイン学部 はるぷろ