昨年度の事業報告③:グッズ化に必要なことを学びながら 作りたいものを作るためのセミナー

コンセプト作りやマーケティング・ブランディングの視点。著作権・所有権に作品取扱規程。
障がいのある方のアート活動の意義を深めながら、スキルアップを目指します。

【第1回】 平成30年10月12日(金)/シエマ/20名/原田啓之氏(医療法人晴明会 PICFA)
【第2回】 平成30年11月7日(水)/アバンセ/14名/安永恵子氏(安永法律事務所)
【第3回】 平成30年12月18日(火)/アバンセ/6名/原田啓之氏(医療法人晴明会 PICFA)

第1回・第3回に行われた原田さんによるグッズ化に関する講義には、障害のある方の “ 表現 ” が生まれる現場にいながらも、その活かし方がわからない、グッズを作ってみたものの思うように売れない、そんな課題を持った福祉関係者が参加しました。

商品を作るとき、作り手は売れるものを作ることに一生懸命ですが、作ったものは売り切らないといけない。この発想はありますか?と原田さんは語ります。 物を作って売る一般の企業として当たり前のことを、当たり前に考えられているか。テクニック以前に、覚悟や日々の心構えが問われます。また、この商品は何を付加価値としていくのか。アートやデザインに捕らわれるのではなく、福祉のプロとして日々の支援から見出していく必要がある。 主体は施設やスタッフではなく、利用者と何ができるか、を考える視点を深めました。

 

第2回は作品をめぐる権利に関する講義を実施しました。表現を発信していく過程で、作者や作品の権利をどのように考え、守っていくのか。安永弁護士の講義では、著作権や所有権の基礎をイメージしながら、創作活動の現場に合わせてルールを組み立て、規約としてまとめていく作業を実践しました。今年度から具体的に商品化を目指したり、展示を実践する参加者が増え、これまでより具体的な場面を想定できるようになりました。規約自体が「難しい」ものから「必要」なものへと進歩したことを実感しました。